FXとは?超初心者のためのFX講座パート2


3.FXは危険?

FXはハイリスクハイリターンというイメージがみなさんあるようですね。
FXをやりたい。という方の目標設定は人それぞれです。

● 貯金感覚で、毎月数万円くらい増やしたい
● 時間があるので、毎日しっかりトレードしてバイト代程度は稼ぎたい
● 将来的にはトレードだけで生活できるトレーダーになりたい

おそらく、FXが何かもわからない方は1番目の、“毎月数万円”を目標に始められる方が多いかと思います。
Sarahもトレードを始めた当初は資金30万円。1000通貨単位でのトレードをしていました。

1000単位の場合、1円動いても1000円分の利益、または損にしかなりません。

去年のドル円のピークは4月の101円台。最安値は11月の85円台。

値幅は約16円となります。
仮にピークで1000通貨買ってしまい、最安値の98円まで下がった場合、16000円の損が発生します。

金銭感覚は人それぞれですので一概には言えませんが、30万円程度の資金で1000通貨単位程度の取引をすれば、
外貨預金感覚でFX取引をすることもそんなに難しいことではないということが想像できますよね。

4. どうして大損するの?

“FXは危険!奥さんには絶対やらせたくない!“

サブプライムショックに襲われた際、マスコミはこのようなイメージをFXに対して植え付けました。

では、なぜFXは危険と言われるのでしょうか。

それは、間違った解釈のもとでトレードをしているからです。

一番大きな問題として、“下がったら買う!上がるまで放置、さらにスワップポイントもゲット!”残念なことですが、こんな単純な発想でトレードをしていた方々が昨今の円高相場で大損しています。

もちろん、スワップ金利狙いで、入念な戦略を立て、着実に利益を増やしている方はsarahの周りにも大勢いらっしゃいます。

成功する人と失敗する人の分かれ道。それは、

○ 損切りポイントと、利益確定ポイントが明確かどうか
○ 計画的な資金管理
○ セルフコントロール

大きく分けて、以上の3つがキーワードとなります。

これらは超基本的なことですが、その基本すら理解せずに始める方がほとんどなのです。

結果として、昨今のような大荒れ相場で対処できず、損切りという意味さえ知らないまま、
大損を出してしまうという結果に陥ってしまうのです。

逆にいうと、これらのポイントさえきちんと押さえていれば、相場は何も怖くありません。

FXは危険!これは大きな間違いですね。無知な状態で参加すること。これが危険なのです。

あとは、資金管理です。

大損するだけの大金をFXに費やしてしまうから大損してしまうのです。

当たり前ですけど。

FXの魅力はなんといってもレバレッジを利用して小資金を効率よく運用できることですが、
レバレッジの使い方を間違うと凶器にもなりかねません。

なんていったって、ハイレバレッジでトレードすれば、5万円を1ヶ月で50万円にすることも可能なのですから、
その逆だってあるということです。

つまり、“大損したくなかったら自分の許容範囲内でFXをする”べきなのです。
リスクの認識をきちんと学んだ上で、トレードすればそんなに恐ろしいものではありません。

※ スワップポイントとは
金利のこと。例えば、金利の安い円を売って金利の高い米ドルやNZドルを買うと金利の差額分を毎日受け取ることができます。

まとめ
● 外貨預金をやりたいのであれば、FX口座でレバレッジ1倍取引をしたほうが有利である
● FXで失敗する人と成功する人の分かれ道は
○損切りポイントと、利益確定ポイントが明確かどうか
○計画的な資金管理
○セルフコントロール
である。
● リスク管理を徹底し、(まずリスクとは何かを学び)自分の許容範囲内で取引する


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Sarah(サラ)

Sarah(サラ)

★2005年アパレル貿易会社退社。人生を模索中にFXに出会う。 以来、FXトレーダーとして、米紙ウォールストリートジャーナルや、テレビ東京『ガイアの夜明け』等メディアからの取材も数多く受ける。 トレードをする傍ら、FXや暗号通貨(リップル)、九星気学のセミナー講師、コラムニストとしても活動中。 自著に 「FX 7つの成功★レッスン」宝島社刊がある。

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