hiroki(よねさん)さんの質問 利小スタイルのポイント
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
パリス昼豚のトレード手法・考え方をまとめた「5万円FX」の詳細はこちら
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
hiroki(よねさん)さんより頂いた質問
どうもありがとうございます☆
結局利大損小スタイルだと自分の場合どこまでも利益を伸ばそうとしてしまい、結局反転して赤字になるという負ける思考回路になってしまっていたことに気づきました。
そこでFXをはじめた当初、利大損小スタイルを知る前にやって勝てていたドル円の利小スタイルを極めようと考えています。
このドル円利小スタイルについてくわしく書かれている本などご存知ですか?
また、このスタイルをやっていくために欠かせないこと、大事なことがあれば教えていただけないでしょうか?
ドル円利小スタイルについて書かれている本は、私は目にしたことはないですね。
書籍だと大抵は利大を勧めてるんじゃないかな・・・と思いますけど、どうなんだろう。
情報商材とかだとありそうですが、私は知らないです。
利小スタイルといっても、数pips抜きの薄利スキャルを1日に何百回もやるのと
10~20pips程度を狙いにいくのとだと、ちょっと発想が違うので、
hirokiさんがどっちをやろうとしているのかでポイントは異なると思います。
あくまで私個人の感覚ですけど
数pips抜きの薄利スキャルを手動でやるのであれば、
トレンドとか値動きの流れはあまり関係なくて、反射神経が重要な要素って気はします。
チャートパターンとかテクニカルとかは通用しない・・・というか、それらをほぼ無視するスタイルかなと。
重要指標発表時の乱高下ってありますよね。一方向に大きく動くときじゃなくて乱高下するとき。
ああいうときの動きの値幅を小さくしたのを狙ったトレードってイメージがあります。
なので、検証がやりづらいと思うんですよね。再現性が低いって意味で。
すぐにトレード開始できるってメリットはあるのかもしれませんが、安定した結果が将来的に得られるかどうかが把握しづらいかなと。
薄利スキャルだと、1回の損・気の緩みですべてを吹っ飛ばすのは普通にあることなので、
収益のブレが大きくなることは予想される・・・かな。
また、1日に何百回もエントリーする、損切りの判断が少し遅れたら致命的
って状態でのトレードだと、体力的にも長期で続けるのはきついんじゃないかな?と思います。
こういうタイプの薄利スキャルじゃなくて、
相場のゆがみとか提示レートの時間差とかを狙った、検証できるタイプのスキャルなら、システムに落としてやるほうがいいんじゃないかなと思いますけど。
それと、今後レバレッジ規制施行後にFX業者が淘汰された場合、激狭スプレッドの環境がどうなるか?という点も気になりますね。
詳しく知らないですけど、日本のFX業者のスプレッド低下競争は激しいって聞いたことがあるので、
私は、くりっく365で提示されているスプレッドが普通って考えておいたほうがいいのかなと思っています。
激狭スプは1ユーザーとしては嬉しい話ですけども、モノには限度があるので価格競争で敗れて廃業とか・・・、それで淘汰されて生き残った業者が数社になる可能性は今後なきにしもあらずかな、って想像しています。
そうなったら今のような激狭スプレッドはなくなる可能性高いと思うので、くりっく365業者に対する非くりっく365業者の優位性は、取引手数料無料ってところになるんじゃないかな、と。
なので、私はドル円だとスプ2~3pipsくらいに考えてトレード手法作ったほうが安全だろうと考えています。
薄利スキャルでやっていくなら、そのスプレッドでもトータル勝てるかどうかは長期目線では必要ポイントかなと思います。
10~20pips程度の利小を狙うスタイルであれば、反射神経じゃなくて
ちゃんとトレンド見極めるとかチャート・パターンを知るとかテクニカル使いこなすなどなどの知識やテクニックは必要だし、検証したり、デモで練習するのも必要なので
それは損小利小でも損小利大でも、基礎の部分は同じだと思いますね。
で、この利小スタイルでやるにしても、
どこまでも利益を伸ばそうとしてしまい、結局反転して赤字になるという負ける思考回路
だと、率直に言うと、勝てるようにはならないかなという気がします。
これは利大がうまくいかないタイプというよりは、利益にこだわっていて決済ポイントの判断ができていないだけ
どこで決済すべきかって値動きを見るテクニックの部分ではなくて、
心理的に損失を受け入れられていない部分のほうが強いように感じます。
損失を受け入れるっていうのは、マイナスで損切りすることだけじゃなくて、
含み益が減ってしまっても、プラスで決済するのを受け入れるという側面もあります。
例えば、含み益100pipsになったのを見たあとで反転してしまい、含み益30pipsに減ってしまった
段階でも、利食いする決断ができて、それで良しと思えるって意味です。
心理的に損失を受け入れられていないと、結果としては30pipsプラスなのに、
ピークの100pipsから70pipsもマイナスだ、ってところに焦点を当てちゃうんですよね。
こういう心理状態でトレードを続けていると、
プラスのときに利食いできなくて、ずるずるマイナスに転落するまで粘ってしまうことが多くなり
含み損を抱える状態になってしまっても、「もう少し待てば戻す。一時は100pipsもいったんだから。」
って気持ちになって、最終的に含み損が拡大してどうしようもなくなって損切り・・・
という状況になりがちじゃないのかな、と思います。
ちなみに私はこういう心理状況で、サブプライムショックのとき大きくやられました^^
損小利小と損小利大はスタイル・やり方が違うというだけで、
トータル勝ちにしていくという目的は同じですから、そのためには上記のような、
損失を受け入れる、足るを知る、というような心理はどちらでも必要な要素です。
あるやり方の細かいテクニックの部分で、という意味ではなく、
継続して勝つためのポイントという意味では、どんなやり方でも大事なことは共通しているんじゃないかなと思います。
ではでは
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
パリス昼豚のトレード手法・考え方をまとめた「5万円FX」の詳細はこちら
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ランキングに参加しています。応援よろしくお願いします☆
にほんブログ村
パリス昼豚(パリスヒルトン)
最新記事 by パリス昼豚(パリスヒルトン) (全て見る)
- 負け方・勝ち方 - 2023年9月15日
- 最強のファイナンス理論 - 2023年9月6日
- 攻撃的トレードと保守的トレードと… - 2023年8月18日
Comment
ありがとうございます。
一度それでやってみようかと思います。うまくいけばまた報告いたします