検証作業は楽しい2
つらく苦しいのが検証作業じゃないよ
検証作業を大まかに分けると、自分に関することと相場・値動きのパターンに関することの2つに分けられるかなと思います。
私はそのどちらの検証作業も楽しくてしょうがなかったんですけど、そうは思えない人も割りとたくさんいるみたいだなと分かってきました。
で、検証作業を楽しいと思えない人というのは、
面倒なことは出来るだけやりたくない、楽して儲けたいタイプなんだろうなぁと思っていました。
しかし、どうもそういう人ばかりでもなさそうだという気がしてきました。
確信を持っているわけではなく、ただの推測なのですが、
自分の負けに向き合う勇気(?)がない
それが原因で、積極的に自己分析ができない、着手しない・したくない
そういう心理障壁みたいなのがあるように思える人がいる
自分のことを思い返してみると、私が検証作業にハマるきっかけになったのは、確か
過去の通貨ペアの日足でのボラを調べる
とかだったように記憶しています。
複数の通貨ペアを比較してみたり、数年分の推移を見比べてみたりするのが、すごく興味深くておもしろかったんです。
結構ドル円って動いてるんだ〜とか、へぇポンド円とドル円ってこのくらいPIPSが違うんだ〜とか、
自分が考えたこともなかったことや、なんとなくの体感でおぼろげに思い込んでいたことを、実際の数字で出して見ると、新鮮な驚きと発見があったんですよね。
その流れで、自分の過去のボロボロのトレード成績も、数字で出してみると新鮮な発見があるんじゃなかろうかと、ワクワクして検証作業に入れたように思います。
実際に「笑っちゃうくらい典型的なコツコツドカンだわ!」と、変に感心してしまったんですけど。
私の場合は、相場・値動きのパターンに関する検証作業から入って、そこで楽しさを見出して、次に自分に関する検証作業に着手したので、そのおかげで上手くいったのかなぁと思います。
もしかすると、「勝つためには検証作業をしないといけない。」という義務感(?)のようなものから、自分の成績に向きあおうとすると、プレッシャーが大きくて心理的にブレーキがかかりやすかったりするのかもしれません。
その状態だと、客観的に自己分析をしようとするより、「過去に何万、何十万、何百万と負けた」という部分だけを反芻して、「負けた自分はダメ人間」「不甲斐ない」「なんでお金をドブに捨てたのか・・・」とか感情的に捉えやすくなりがちなのかも、と想像します。
それだと、検証作業が楽しくない、怖い、嫌だ、と感じるのも無理はないな、と。
ていうか、検証作業を楽しめるかどうか、なんてレベルの話じゃないよね。
ということで、前々回で「自己分析が検証作業の第一歩」と書いたのですが、
自分は、第一歩が自己分析じゃないほうがいいタイプかどうか、考えてみるワンクッションが必要なのかもしれません。
パリス昼豚(パリスヒルトン)
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1pip取りの記事読ませていただきました。FXを始めて1カ月程ですが、ビギナーズラックもなく方向性も見いだせず悩んでいたので参考にさせていただきます。
お読みいただきありがとうございます!