shinさんの質問 レンジの逆張り
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shinさんから頂いた質問
どうもありがとうございます☆
パリスさんは、トレンドフォローの順張りを詳しく説明されている記事を見ました。毎日のトレード回数から、トレンドフォローのチャンスだけを狙って、チャンスが来るまで待機って感じのトレードなのかと勝手に考えていたんですが……
ブレイクアウトであったり、トレンド反転を狙った逆張り、レンジ相場での逆張りもするんでしょうか?もしするのであれば、どんな感じなのか教えて頂きたいのですが。
(自分の手法をあまり口外したくないと思いますが、ヒントになるようなことでも教えて頂けると嬉しいです。)
よろしくお願いします。
レンジブレイクは狙います。
でもレンジ上値・下値を抜けたからすぐエントリーとかはしていません。
トレンド反転を狙う逆張りはしません。
ドル円だとレンジで薄利狙いのスキャルをやることはあります。
で、この「レンジ相場での逆張り」という表現が若干気になったので補足説明しますね。
レンジ相場は上値と下値の横線が引けて、その間で上げ下げを繰り返している動きですよね。
この図のように、きれいに収まるわけではありませんが、イメージとして。
で、レンジの上値がレジスタンス、下値がサポートとして機能していて、
それが機能し続けるだろうって予測のもとに、
上値付近でショートして下値付近までの利益を狙う
下値付近でロングして、上値付近までの利益を狙う
ことをしますよね。
その「狙い方」という意味では、「逆張り」と呼んでも差し支えないと思いますが
「エントリータイミング」という意味では、
私は、レンジのときは「順張り発想」のみでエントリーしています。
下図のように
レンジ下値付近に下げてきたところでロング
レンジ上値付近に上げてきたところでショート
することを逆張り発想エントリーと私は呼んでいます。
それに対して、
レンジ下値=サポートで反発・上昇したのを確認してからロング
レンジ上値=レジスタンスで反発・下降したのを確認してからショート
するのは順張り発想エントリーになります。
レンジ上値・下値のレジスタンスとサポートは
いつブレイクされるか分からないので
順張り発想エントリーのほうが安全なのでそうしています。
例えばロングのときを考えてみると
逆張り発想でエントリーした場合に、サポートを下抜けしてしまうとき(下図左)と
順張り発想のとき、伸びずに下げてしまってサポートを下抜けしてしまうとき(下図右)を
実際の値動きで観察してみると、私の感覚では、下図左のほうが、下抜けする頻度が高いように思いました。
ショートの場合も同様です。
きっちりデータを取ったわけではないんですけども
ダマシに合う確率は、逆張り発想エントリーのときのほうが高かったように思います。
順張り発想エントリーの場合は、一度、サポートで反発・上昇したのが確認されているので
ここで利が伸びない場合は、値動きが停滞して、サポート付近でモゴモゴ動くことが多い。
いきなりサポートを下抜けしていくのはそんなにないです。
なので、早めに損切りの判断がしやすくなります。
逆張り発想エントリーの場合は、それほど停滞せずにスルッと下抜けしてしまうことが多かった。
下抜けするかと思いきや、ヒゲが飛び出ただけで戻してくることもあったので、
そういう動きを確認してからエントリーするほうが、勝率を高く保ちやすいです。
つまり、利益の可能性と損失の可能性のバランスを考えると
レンジ相場では順張り発想エントリーのほうが勝算が高いって私は判断したことになります。
でも、レンジでは順張り発想エントリーのみでしかやりませんが、
上昇or下降トレンドでの押し目・戻りを狙う場合は、
順張り発想・逆張り発想エントリーは臨機応変にやっています。
というのは、サポート・レジスタンスに角度、傾きがあるかないかで
機能する度合いが異なると考えているからです。
考えているというか、実際の値動きを観察していたら、そう判断できると感じたわけですが。
ということで、サポートとレジスタンスの機能について考えるのが
何かヒントになるのかも、と思います。
ではでは
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Comment
素早く丁寧に解説して頂きありがとうございます(/_;)
こんなに役に立つサイトは滅多にないですよ、ありがたいです。
(サバイバーの方も見てます。)
また気になった事があった時に、質問させていただくかもしれませんが、よろしくお願いします。。。
でも…なんで……パリス昼豚なんだろう…………(?_?)
…ネーミングセンス……(((°Д°;)))
お騒がせセレブ(?)のパリスヒルトンから頂いたネーミングです。
パリスヒルトンのゴシップ検索してた人が
間違って私のブログにたどり着いたら笑えるw
って思ってつけたんですけど、
どう考えても、ヒルトンで検索して「昼豚」がヒットするわけないよね
ってしばらく経ってから気づきました^^
メールのやり取りで、「パリス昼豚」って入力するときに
私こんなんで大丈夫なのかな・・・
って若干、不安を感じる今日この頃です。
こんにちは。先日は損切り20pipsの考え方について記事にしていただきありがとうございました。
ちょっとわからなかったことがあるのですが、記事の最初のほうの「▲20pips以上の損が発生しそうなポイント」というのはどう判断しているのですか。例えば戻り売りを狙うとき、移動平均線やサポート、レジスタンス、トレンドラインにタッチして、あるいはやや超えたが終値では超えなかったりしたとき、そのローソク足が陰線で確定するのを待ってエントリーとしたならば、そのローソク足が大陰線になってしまい、エントリーが想定よりかなり下になってしまいそうなときなどでしょうか。
今までの記事などを読んで昼豚さんのトレードを勝手にイメージして考えてみましたが、わかりにくかったらすみません。
>そのローソク足が陰線で確定するのを待ってエントリーとしたならば、そのローソク足が大陰線になってしまい、エントリーが想定よりかなり下になってしまいそうなときなどでしょうか。
そういうとき、もありますね。
▲20pipsの位置から逆算して、できるだけ優位なエントリーポイントで入るようにタイミングを考えている、ってことです。
>移動平均線やサポート、レジスタンス、トレンドラインにタッチして
この表現が若干気になったんですが、
私は移動平均線もトレンドラインも、サポート・レジスタンスのひとつと考えています。
遅くなりましたが、仔細に教えてくださってありがとうございます。
実は、パリスさんの説明どおりにやっても出来なくて、バージョンが違うのかインストールに失敗して不具合なのか悩んで検索で解説サイトを探してもあまりなくて諦めかけていたら、やっとさっき指定した日付が3/31になっていた事に気付きました^_^;
恥ずかしい・・いくらロシア製の高性能フリーソフトでも、未来は表示できませんよね(笑)
過去の日付にしたら見事に成功しました、子供の頃に自転車に乗れるようになって依頼の感動ですw
教えて頂いたお礼というか、参考になるか分からないですけどご存知かもしれないですけど「History Training」の使い方の説明のあるサイトを見つけましたのでリンク張っときます。
→ http://mrfx777.blog102.fc2.com/blog-entry-1138.html
このEAは、Training.exeを別に起動させてちょっとややこしそうです。
赤い文章で、書いてありますけどソフトのダウロードできるリンク先もあって、そのサイトには「指値」も検証できるソフトのリンク先もあるようですがサイトが開けないようですね、去年9月の記述なので変わってるかもしれないですけど。
もし使えるようになりましたら、お手数ですけどコメント欄にでも感想を教えて頂けますか?
これからも無理なさらずに、記事を楽しみにしています。
度々すいません、今使ってみたんですけどとりあえず使えました。
私もEAを作る以前にMT4に慣れてなくて、History Trainingは画面で売買したとこに矢印が残るだけ?
みたいですね、どこかに売買した記録が残っていたり他に機能があるのかどうか。
パリスさんはどんな使い方を想定されてましたか?矢印が出るだけだとしたら、それでよかったんでしょうか。
ふぅさんへ
HistoryTrain (training?)の上記のサイトを私も教えてもらって知ったんですよ^^
その通りにやったつもりなんだけど、うまくいかなくて・・・
でもMT4を再インストールしてからうまくいかなくなったんですが
その前に、1回使えたことはあります。
確か、ターミナルのExpertsか操作履歴のタブで
HistoryTrainの売買履歴が表示されてたように記憶してます。
[…] この答えについては、ト レコミュのパリスさんのコラムを読むとよくわかります。 是非参考になさってみてくださいね! […]