手法・ルールの作り方5
過去チャートをみながら手法・ルールの作り方2
の表のようなルール通りにエントリーしたら、何pipsくらい取れるのか?
を数値化してみた後、私がやったのは
1.負けの回数を減らすには?
2.負けのpipsを減らすには?
3.勝ちは平均して何pipsくらい?
の順番に過去チャートを細かく見ていくことでした。
負けの回数自体を減らすのを1番に考えたのは、
ルールの発想から言って、明らかに手をだすべきではない負けトレードっていうのが発生しているだろうと思ったからです。
例えば、ゴールデンクロス・デッドクロスをエントリールールにする場合は、トレンドフォロー(順張り)を連想していることになりますよね。
トレンドの押し目・戻りを狙う感じではないですけど、
ある程度、トレンドが始まっただろうってあたりで順張りするルールと考えられます。
(ま、MAの設定期間にもよりますが)
であれば、レンジ相場のときは手を出さない、っていうの基本になりますよね。
なので、負けトレードが発生しているところを過去チャートで見て
レンジだと判断できれば、そこのエントリーをしなければ負けの回数は減らせます。
例えば、勝率60%の検証結果が出ていたとすると、
10回トレードして負けは4回
もし、負け4回のうち、明らかにレンジだなって判断できるトレードが1回あれば負けは3回に減らせて、勝率は67%に上がる
勝ち6回 ÷ トレード合計9回 =0.666
2回あれば負けは2回に減らせて、勝率は75%に上がる
勝ち6回 ÷ トレード合計8回 =0.75
または、仮に負けトレードが発生している時間帯をチェックしてみたら8割ほど朝に集中していた。
ではれば、朝にはトレードしない、ってすれば、
負け4回の8割減(マイナス3.2回)で、1回に減らせる。
それだけで、勝率は86%に上がります。
勝ち6回 ÷ トレード合計7回 = 0.857
そして次に、明らかに手をだすべきではない、とは言い切れない
絶対に発生するであろう、受け入れるべき負けトレードっていうのがあるので
そういうときは、ストップ上限までいかずに、
なるべく損を減らして切れるようにできないか?
という観点で負けトレードを見直してみました。
これはデモでリアルタイムの練習をしていくうちに、上達してくる部分が大きいので、検証段階であまりルール設定を厳しく考える必要はないと感じます。
ただ過去チャートを何度も見ていると、負けトレードが発生しているところで
例えば
ローソク足が短くなっている=値動きの勢いが弱まわっている?とか
直近高値・安値を越えられるかどうかがポイント?とか
判断基準になるものが、段々と見えてきたりするんですね。
そういうのを課題にして、練習するときにクリアできるか試していく。
デモのリアルタイムで、そういう判断が適当か感じ取ってみる。
こういう風に考えながら過去チャートと向き合っていると
値ごろ感とかで手を出す気持ち、エントリーを待てない気持ちっていうのが
私の場合は薄れていきました。
自分の心理に影響されて損切したのではなくて、
相場の動きをみて、自分なりの判断基準に照らし合わせると
切るべきとかんがえられるので損切り
という考え方に変わって、
負けを認める・受け入れることができるようになっていったと思います。
3.勝ちは平均して何pipsくらい? はまた次回。
※エクセルの計画表の作り方例もついてます⇣
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