暗号(仮想)通貨詐欺に気をつけろ!!!
仮想通貨詐欺相次ぐ、高値買い取りうたい勧誘 相談急増
2016年1月11日の日本経済新聞(オンライン)でこんなタイトルの記事を見つけました。
記事によると、昨年1年で全国から100件以上の相談が国民生活センターに寄せられており、
岐阜県在住の70代女性は1億1千万円、
水戸市在住80代女性も3500万円の被害に遭ったそうです。
何を持って詐欺と呼んでいるのかわかりませんが、
何の価値の裏付けもないコインを価値があると言って販売する、
自由に換金できない、取引会社が計画倒産した、等で、
投資額を回収できないというトラブルは十分に考えられます。
特に、暗号通貨という分野はまだ新しく、
法整備もようやく検討され始めたところなので、
このようなトラブルは起きやすいとも言えます。
実際、私が暗号通貨に興味を持ち始めた2014年は、
暗号通貨がネットワークビジネスで普及され、ぼったくり価格で売買されているケースを多数確認しました。
情報弱者がターゲットにされていたのです。
そこで今回は、私が知る暗号通貨を利用した詐欺の手口を2つご紹介します。
1. 相場の数倍の値段で販売する手口
ビットコインで何十億円もの一財産を築いた人たちがいるというエピソードを引き合いに出し、
このコインは第2のビットコインになり得るコインであるとそそのかして、
通常販売されている相場価格の3−5倍の値段で売りつける手口。
実際、「ビットコインで成功した富豪が買い占めたコインがあるから、
それを分けてあげる。」と言葉巧みに勧誘されたことがあります。
そのコインを紹介するセミナーにも2−3度参加したことがありましたが、
販売価格は驚くほど業者によってバラバラでまさに言い値。
ちなみに、ある程度流通しているメジャーなコインは、
日本国内に存在する取引所で手軽に購入できます。
2. 何の価値もないコインを販売する手口
暗号通貨とは全く関係ない会合に参加した時のこと。
経済的に余裕のありそうなリタイア男性が、暗号通貨を販売する正規代理店を始めたと、
名刺を配ってきました。全く聞いたこともない、得体の知れないコインでした。
そのコインが本当に将来上がるという可能性は、否定できるわけではありませんが、
そもそもそんなコインが実際に存在するのか、どうのようにして売買されるのか、
本人の説明も曖昧なものでした。
「独自の通貨」ということをウリにするケースがありますが、
そもそも暗号通貨は流通し、拡大することによって価値が上がるのです。
独自性を謳ったところで、
将来性が見えなければそれは何の価値もないただの“暗号“となってしまいます。
私だったら、少なくともコインラインキングサイトのトップ50位に
名前の挙がっていないコインには手を出しません。
ランキングがコインの価値を保証するわけではありませんが、
取引高や資産価値がある程度明確になっている方が安心感はあります。
参考サイト→ https://coinmarketcap.com/
数年前と比べると、暗号通貨に関する情報サイトもかなり充実してきています。皆さんも、人から勧められたらまず自分で情報収集し、ある程度仕組みを学んでから投資するかどうかの決断をすることをオススメします。
こんな謳い文句に要注意ですよ⇣⇣⇣
● 他の人を勧誘すると、あなたに○○コイン支払われる。(ネットワークビジネス)
● 元本(買い取り)保証する
● 近い将来必ず上がる
● 他では入手不可能
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Sarah(サラ)
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