ルール決めのコツとは〜その2〜


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前回のコラムで、トレードルールを決めるコツとして大事なことを3つ挙げてみました。

1再現性が高いこと。矛盾しないこと
2エントリールールよりもイグジットルール
3トータルで利益を出せること

今回は2番目から解説していきます。

2エントリールールよりもイグジットルール

”エントリーよりも”と書きましたが、エントリーと同じくらいイグジットルールも大事。
ということです。

エントリールールとしては、恋多労さんのように、例えば、
移動平均線、各時間足をチェックしてエントリー。
これでやってみたとします。

次にイグジット。ルールの決め方は色々あるので、ここではざっくりとヒントだけ。

●エントリールールと同じサインを使う
●固定幅でルール化する
●勝率とリスクリワードのバランス

なんでもいいと思います。
”エントリールールと同じ”とは、移動平均線のクロスでエントリーしたのであれば、
イグジットもまた、移動平均線のクロス。つまり逆のエントリーをするということ。
この場合、ドテンドテンでロング、ショートを交互に持つスタイルになります。

これで一定期間検証してみれば、有効かどうかがわかるでしょう。

固定幅でルール化。これはストップを20pips、リミットを30pips等固定するやり方です。
その場合、勝率何割でリスクリワードレシオがどれくらいだとトータルでプラスになるのか、
データを取る必要があります。

固定幅のストップとリミットは相場を無視したルールだから邪道だ!
なんて言う方も中にはいらっしゃいます。

でも、データを取ってみると、割とルールとして機能しているケースのほうが高いので、
私も好んでこのやり方を取り入れたりします。

3トータルで利益を出せること

トータルで利益が出せるルール。当たり前のことですがとても大事です。

例えば、以前、こんなメールをいただきました。

「最初の頃は全くどうしていいのかわからず、
基本「3円下ストップ」のトレードで利益を出している方の方法を真似ていました
。3円下でしたら、本当に 下がったものもあがって利益になります。
負けはほとんどありませんでしたが、ご想像のとおり、「まさか」のストップに
刺さり、何回かのトレードでの利益を、たった1回で吹き飛ばしました。
(枚数少ないため、損失額的には少ないですが、、)」

3円下のストップ。
これがいいかどうかは別として、このルールを設定した場合、
1回ストップにかかったら-300pですよね。

これで、どうやってトータルで勝ちにもっていくか考えるのです。
おそらく3円ストップってことは、スイングトレード。
スイングってことは、月10回トレードあるかないか。
じゃあ、月10回で勝ちに持っていくためには、最低どれくらいの利幅を取らないといけないのか。

こんな感じで戦略を練る必要がありますね。

40-50pipsの利益を重ねて言って、1回ストップにかかったらどうなるか。
そうならないように、どれくらいの利幅を1トレードで取るべきか。
データを取れば一目瞭然です。

もっとも、デイトレードの場合、3円なんてストップにかからないことを前提としたルールなんでしょうが、だからこそ、ストップにかかった時に焦ってしまうのです。
そうならないように、予めどうやったらプラスに持っていけるのか。
そこを考えてルールを立てなければいけません。

いかがでしょうか。

今回は具体的なルールではなく、ルールを作るための考え方についてお話してみました。

トレードを断面的に考えるのではなく、総合的に考える。
この意味がわかれば、必然的にどういったルールを作れば勝てるようになるのか。
わかるようになるかと思います。答えは一つではありませんから。

最後に一つだけ。
検証する手間を惜しまないことです。

このルールどう思いますか?とよく質問がきますが、私はそのルールでトレードしていないのでわかりません。見ただけで、直感的に、やってみたいルールとそうでないルール。
勝てそうなルールと無理そうなルールの判断くらいはつきますが、どんなルールでも一定期間検証してみないとわかりませんからね。
実際にトレードするのは自分なのですから、納得してトレードしたかったら他の人に聞くよりは、自分で実際にやってみたほうが手っ取り早いし確実です。

 

 

 

 

 

 

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Sarah(サラ)

Sarah(サラ)

★2005年アパレル貿易会社退社。人生を模索中にFXに出会う。 以来、FXトレーダーとして、米紙ウォールストリートジャーナルや、テレビ東京『ガイアの夜明け』等メディアからの取材も数多く受ける。 トレードをする傍ら、FXや暗号通貨(リップル)、九星気学のセミナー講師、コラムニストとしても活動中。 自著に 「FX 7つの成功★レッスン」宝島社刊がある。

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